●美容・コスメ

ビューティサイエンティスト・コバヤシさん 連載コラム  2/2更新!

『May I be healed』

はじめまして。

ビューティーサイエンティストのコバヤシです。

 

 

「なりたい自分」のイメージを「ビューティー(美容)」という観点から切り取ったときに、みなさんが少しでも具体的なイメージが描けるようなお手伝いができればと考えています。

 

コスメや美容に関する情報は雑誌やネットなどにあふれていますが、その情報にふりまわされたり、どれが正しいことなのかわからなくなっていませんか?

 

ここでは、「美容」と「ココロ」や「心地よさ」との関係性を解き明かしながら『美しくなること』へのアプローチの仕方をご紹介できたらと思っています。 

 

『美しくなること』を日常生活の中でどう取りくんでいくか? 現在の自分の肌の状態を知り、なりたい肌の状態へどう導いてあげたらよいか?

 

まずは、自分の肌の状態を知ることからはじめて、みなさんと一緒に自分自身と向き合いながら学んでいきたいな!と

 

どうぞ、よろしくお願いします。

 

Coming soon

 

 

*化粧品の製品開発・美容効果・美容機器&ソフト研究から商品企画・開発に長年従事してきた経験をもとに「美しさ」を科学的にやさしくお話していきたいと思います。

 

(株)コーセー 研究所 研究推進G マネージャー 児林 昇(こばやし のぼる)

 

 

 

 

                          コスメコラム 第2回 3/7更新!

 

みなさんご無沙汰しちゃいまました(汗)

 

今回はこちらの話題です。

 

「オノマトペ」ってご存知ですか?

 

みなさん「オノマトペ」(onomatopoeia)って言葉をご存知ですか?

 

たとえば「コトコト」 これがオノマトペなんです。

 

みなさんはこの「コトコト」という言葉をどういうときに使います。

 

ちょっとトライしてみてください!

 

 

「おなべがコトコト言い出した」

 

「荷馬車がコトコト走っている」

 

 

自分はあまり想像力がないので、こんな感じですが(笑)

 

あるものがおかれている状態から得られた聴覚印象を言葉で表現した擬声語だったり、ものが動いたりする様子を表現した擬態語として使っているものを総称したものが「オノマトペ」なんです。

 

そのほかにも「おゃ」というような感嘆詞・感動詞もふくまれます。そう、感情の直接表現として出てくる「擬情語」もなんです。

 

このような、多様な意味を持っている「オノマトペ」を化粧品開発に取り入れられないかと、いくつかのアプローチをしていますので、ここで少しご紹介しましょう。

 

たとえば「乳液」の開発をするときにその感触「官能」は重要なファクターになります。ある程度、評価に慣れた方であれば、評価する乳液の「機能」や「物性」を的確に表現することができます。

 

一方で、実際にその商品を使われるお客様は日常生活の中で使うのですから、何気なくあいまいで多様な意味をもった言葉でその乳液の評価を自分でも意識せずにしている場合が多いんです。

 

そう、「オノマトペ」で評価をしていることが多いんです。

 

さきほど少しお話したように「オノマトペ」は多彩な意味を持ちますし、感情・感性的な表現なので、その商品の「機能」や「物性」を必ずしも正しく評価しているとは限りません。

 

でも、お客様が商品をお手にしたときに何気なく発した言葉をうまくものづくりに取り入れることができたら、従来とはことなったモノづくりのアプローチができるのではないかと考えています。

 

なぜなら、化粧品は「機能商品」であるとともに「情緒的商品」であると考えているからなんです。

 

そう、みなさんが化粧品を評価するとき、いろいろな言葉をつかっていますが、その商品を直接評価していなくても、みなさんのココロのなかにあるなんらかの感情・感性の表現に基づいて評価していると考えると、こういうものをうまく取り入れることで、お客様のココロに感動を与えられるようなモノづくりができるのではないかな?と考えています。

 

「乳液」の開発に話をもどしてみますが

 

作り手側の表現では「粘度」「のびの軽さ」「なじみの速さ」「なめらかさ」「みずみずしさ」「コク」「膜厚感」「しっとり感」などでその乳液の特徴を表現します。

 

使い手側の表現では「すべすべ」「ぎとぎと」「ぬめぬめ」「さらさら」「べとべと」「さらさら」「ずるずる」などのオノマトペで使用した感じを表現して評価することが多いんです。

 

これにあわせて使い手の方は「ふーっ」「ほっ」「あぁ」などの感嘆詞を乳液を肌につけたときの第一印象の気持ちを表現することも。

 

これらの関係性を使用テストをおこなったのちに統計的な処理をしてあげて乳液の感触についての関係性を調べてみると、「エモリエント」「肌への浸透力」「保湿」「コク」などが重要なファクターとして出てきます。

 

なんとなく解析がうまくいったように感じますが、第一印象の感情表現だある「感嘆詞」と満足度が必ずしも一致していない結果になりました。

 

お客様は第一印象をふだん使い慣れたご自身の愛用品と比較して、「心地よさ」よりも「不快感」をさきに感じてしまうようです。

 

これから、さらに研究をすすめてお客様の心の中にある「心地よさ」「癒し感」「落ち着き感」とつながるような化粧品の開発にオノマトペを活用していきたいと考えています。

 

みなさんがおいしいケーキを食べた時に発する「おぉ~」とかいう言葉を自社の乳液をつけた時に言葉にしていただけるようにがんばってみます。

 

みなさん楽しみに待っていてくださいね!

 

次回はもう少し早く登場する予定です!(笑)

 

 

 

コスメコラム 第1回  2/3更新!

『スキンタッチがこころの癒しへ』

 

今月号のコスメ雑誌は春のトレンドが満載ですね。みなさんもお気に入りブランドの新製品情報にわくわくしているんじゃないでしょうか?

 

でも、私がいつも大切だと考えているのは、普段何気なく行っている化粧行動のこと。

 

みなさんが毎日おこなっているお肌のお手入れが、保湿などの肌効果ばかりでなく、こころへ及ぼす効果についてなんです。

 

 

ストレスがからだや肌に影響を

みなさんが悩まされているストレス。「時間に追われている」「煩わしい人間関係が嫌だ」「なんか日々の情報に振りまわされてる」など、ストレスを感じる理由は人それぞれですね。

そんなストレスフルな社会で生活していると「なんとなくすっきりしない」「気分が充実しない」など不定愁訴を感じることに。

 

そして、ニキビや吹き出物が出来る、目の周りのくまが目立つ、乾燥して肌が荒れるなどストレスが与える肌への影響については誰もが経験的に理解していると思います。

 

これは自分のアンテナがあまりにも外に目を奪われすぎているからではないでしょうか?

 

忙しく自分のための時間が取れないときこそ、外に向いているアンテナを自分自身に向けて自分自身の体の状態を把握して心の状態に向き合う機会を作ることが大切なんです。

 

 

毎日のスキンケアにヒントが

私たちは日常生活の中で、朝起きて顔を洗って歯を磨き、夜にはお風呂に入ってシャンプーしてトリートメント、お風呂上りにはお肌のお手入れなど、一日の中でいろいろなケアをしていますよね。

 

毎日のスキンケアこそ「自分自身を癒してあげる時間です」。そして、そのケアをちょっと工夫してあげることで、「リラクゼーション」「リフレッシュ」につなげてあげることができるのです。

 

 

触れられる心理

エステのフェイシャルケアでエステシャンの投げかけたことばが気持ちを楽にしてくれたり、お手入れの際の香りやタッチングが心地よかったりすると、心理面ではこころが癒され元気や意欲がわいてきます。それと同時に、生理面ではホルモンの分泌・自律神経・免疫系の働きのバランスが整って肌状態は良い方向に導かれると考えられています。

 

これは、五感すべてがかかわってストレスで活動が滞っていた脳の働きが正常になることによると科学的に証明されています。

 

 

触れる心理

では、自分自身で自分の肌に触れた場合はどうでしょうか?

そう、みんさんが思っているように「Yes」です。みなさん自身の手のひらもこころとからだを癒す身近で有効なツールなんです。

 

「肌が荒れてきたな?」「この吹きでもきになる」とかのサインがお肌に出た時には、ゆっくりとお手入れしてあげましょう。

 

ストレスでかたくなっているお肌をお風呂あがりや、ぬるま湯などで温めた手のひらで肌をゆっくりほぐすように、お気に入りの化粧水や乳液をやさしく包み込むようになじませてください。

 

このときに、鏡をみながら自分自身と向き合い自分のこころに声をかけてあげることも大切です。視覚と聴覚も刺激してあげることでエステを受けた時のように効果を高めることができるんです。

 

肌の状態に合わせて手のひらでくわえる力の量やくわえ方を工夫して「快適感」へ導いてあげましょう。

 

そう、「自分を慈しむ意味」でも肌をやさしく触れることは大切なんです!

 

*もし、肌の状態がわるい時は、そっと休ませることも大切なのでマッサージなどの刺激はさけることも必要です。

 

 

「素肌を美しくする」から「気分を良くする」

スキンケアによって得られた心地よさはさらなる効果を生み出します。なぜなら、気持ちよさを感じるのは脳だからです。脳を中心としたプラスの循環が動き出すと、新たな美しさや美しくなっていく喜びを感じ、それが新たな意欲につながっていきこころとからだに大きな影響を与えます。

 

 

手のちから

昔、病気になったときに患部に手を当てて治療したことから「手当て」という言葉が今も初期治療の意味でつかわれているように、手には不思議なパワーがあります。

 

自分もハリ治療に通っていますが、院長先生の手のひらからでるパワーで癒されています。

 

スウェーデンではタクティールケアとして、皮膚と皮膚を通してのコミュニケーションに重点おいた手法が緩和ケアなどで独特の療法を行っています。タクティールという言葉の由来は、ラテン語の「タクティリス(触れるという意味)」です。もともとは、1960年代、スウェーデンで未熟児医療にかかわっていた看護師たちが「手で触れるマッサージが、子どもたちの回復を早め、親子の絆を深める」と気づいたことがきっかけになり、“タクティールケア”が生まれました。

 

そう、手のひらを通しての自分とのコミュニケーションが大切なんです!

 

さあ、はじめてみましょう!

肌はひとの内面を映し出す鏡のようなもの。もう少しゆっくりと自分自身と向き合ってスキンケアで自分を慈しんでみてくださいね。