●花粉症

嫌ですよねー。花粉症。

 

不思議に思われるかも知れませんが、カウンセリングを受けた後に花粉症やアレルギーが改善されたという例を何例か聞きました。

うーん、8年この仕事をやっていて直接聞いたのは10例くらい。ほかのカウンセラーからの話も含めるともうちょっとあります。

 

「花粉症をどうにかしたい」と直接契約にあげる方もいらっしゃいましたが、ほとんどの方は何らかのカウンセリングを受けたらおまけみたいに花粉症の症状が出なくなった、という感じみたいです。

 

でもこれは、カウンセリングで花粉症が治る!と言っているわけではありません。

 

それは、その人たちがどうして治ったか?なんて正直わからないからです。

環境が変わったのかもしれないし、免疫が出来たとか、何かのお薬の影響とか、もしかしたら偶然かも知れませんし。

 

 

どうやって説明したらいいのかわからないので、ちょっと自分の例でお話しを進めていきたいと思います。

 

 

わたしは小さいころからアレルギー性鼻炎で悩んでいました。

ハンカチやガーゼタオルが手放せず、どこにいても鼻をぐじゅぐじゅ…。夕方になるころには持っているハンカチはべちゃべちゃになってしまうほどでした。

ひどい時にはくしゃみや鼻水のおかげで、友達との会話もまともにできないし、気が散って授業なんて聞いてられません。

 

「こんなんじゃ大人になって仕事なんてできるんだろうか?」

「ハンカチをずっと持っていられる仕事じゃないとダメだな」

「電話とかかかってきても話せなかったらどうしよう…」

 

 

そのころ小学生の私は、子どもながらの現実問題として本気で悩んでいました。

 

少し大きくなるとだんだん症状は軽くなってきました。

そして、もう少し現実が見えるようになってきたこともあって将来への不安はなくなりました。

 

大人になるころにはだいぶ対処法もわかって、アレルギーがあることを気にすることも少なくなりました。でも、完全にアレルギー症状がなくなったわけではありませんでした。

 

がんばりすぎるせいか週末になったら体を壊し、ちょっと気温が変わればくしゃみを連発、ほこりが舞えば目は痒くなるし、季節が変われば花粉症、それがひどくなれば熱が出て、その延長で風邪をひきます。昔の私しか知らない人はきっと「いつもどこか具合の悪い人」という印象を持っていることでしょう。

気持ちの不安はなくなったけれど、症状そのものはけっこう辛いものでした。

 

 

そんなとき、私はカウンセリングを受けました。

もしかして?と思ったからです。

 

 

私の場合は「症状そのものをどうにかしたい」という契約です。

カウンセラーからは「心理的なものだったら解決するかもしれないけど、そうじゃなかったら解決はしないですよ。それでよかったらカウンセリングをします」とまず釘を刺され、「はい!それでいいです」と半分賭けのつもりでカウンセリングに臨みました。

 

結果、私の花粉症はすっかり解決したわけですが、その心理的な原因はこういうところにありました。

 

 

禁止令「健康であるな」 のメッセージです。

(※くわしくは「性格を変える」のタブから「禁止令」をクリックしてください)

 

 

健康でないほうが人からやさしくされる。

さみしくなったり、人に心配してほしかったり、かまってほしかったりする気持ちから自分を病気にしてしまう。という禁止令です。

 

「病気にしてしまう」ですから「仮病」ではありません。実際に体に症状が出てしまうのがまたやっかいなところなのですが。

 

 

私の場合、この禁止令がわざわざ自分を弱く不健康にしていたんですね。

このカウンセリングを受けてからわたしは、花粉症はもとより、週末に倒れることもなくなったし、風邪もひきにくくなったし、アレルギーもよほどほこりまみれじゃない限り出なくなりました。あ、そうそう、ストレスを感じたときの嘔吐や発熱の発作のようなものも出なくなりました。

 

 

あのままだったら今ごろこんな出張ばっかりの楽しい生活はできなかったなあ。

きっととっくに体を壊していることでしょう。

 

 

 

よかったー。解決しておいて…。

「健康であるな」怖いです。

 

 

元気が一番。最近つくづくそう思います。